フランス語で「良いはちみつ」を意味する「オ ボン ミエル」は北白川にオープンして2年目のはちみつ専門店。偶然、勤めた先がはちみつ専門店だったことがきっかけではちみつにどっぷり、知れば知るほど奥が深く体にいいはちみつの魅力に心奪われ、自ら養蜂するまでになった店主の大久保さん。「ヨーロッパには、はちみつの文化がありますが、日本で甘味といえば砂糖が主流ですよね。飲み物に入れるのもいいですが、調味料としてお料理に使うのもおすすめ。酢の物がぐっとまろやかになるなど、味に広がりが生まれます」。店内では40種類ものはちみつを扱い、それぞれの特徴について丁寧に教えてくれます。試食をすることもでき、それぞれに違う舌触りや味、香りなどをじっくり感じながら楽しくはちみつ選びができます。
養蜂家ならではのエピソードや海外のはちみつ事情など、興味深い話が次から次へと飛び出します。また、あらゆる食材とコラボしたイベントも随時企画し、これまでには油やビール、コーヒーなどを行いました。今後も意外なマリアージュが楽しめるかもしれません。大久保さんは、自分で体感したからこそ、はちみつの良さをもっと広めたいと、はんなりと熱く語ってくださいました。